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『崩壊性ヒロイズム』【♂2:♀1】20分

概要

町を守るヒーロー、パワーハンドは疲れきっていた。求められる役割を演じることに。鳴り響く出動アラームに耳を塞いで。

※ボイコネ版移植

  • 所要時間:約20分
  • 人数:3(♂2:♀1)
  • ジャンル:ヒーローもの、バッドエンド

登場人物

  • ヒーロー
       通称「パワーハンド」。物理強化殴る系ヒーロー。
  • ヴィラン
    自称「リザードマン」。変異型。トカゲ男。切り裂き攻撃。
  • 研究員
    ヒーローを「作る」秘密研究所の所員。パワーハンドの担当者。
  • 町の人々(サブ)
    全て研究員と兼役(分けてもよい)
    ・住民たち (子供、「?」、八百屋:おばちゃん、おねえさんは演者によって調整)
    ・アナウンサー

本編

□朝、町中
サブ(子供)「おはよう! パワーハンド!」

ヒーロー「おお! おはよう! 今日も元気だな!」

サブ(子供)「うん!」

ヒーロー「よし! 怪我に気をつけていっぱい遊べよ!」

サブ(子供)「ありがとー! いってきまーす! またね!」

ヒーロー「おー、またな!」

□カットイン

サブ(住民)「ヒーロー! 待ってたよ!」

ヒーロー「遅くなってすまない!
  俺が来たからにはもう大丈夫だ」

サブ(住民)「出来心だったんだ、み、みのがしてくれ!」

ヒーロー「この街で強盗たぁ、命知らずがいたもんだな?」

サブ(子供)「離せよ! 離せったら!」

ヒーロー「子供だからといって万引きは犯罪だぞ?
  まずはちゃんと謝ろうな。」

サブ(住民)「なんだヒーロー、暗い顔して。珍しいじゃないか」

ヒーロー「あ、い、いや! 元気だぜ!
  ちょっと腹減ったなってかんじ!」

--

ヒーロー「俺は無敵のヒーロー、パワーハンド!
  この街で犯罪しようだなんて、思わないことだな!」

□タイトルコール
ヒーロー『崩壊性ヒロイズム』

□朝、研究所ヒーロー自室

サブ(アナウンサー)
  「A市にて、謎のヒーローとして
  市民から親しまれているパワーハンドが、
  犯罪組織の本拠地を突き止め、壊滅させました。
  ヒーローの存在は犯罪への抑止力となっている一方・・・」

ヒーロー「・・・。」

    ドアがノックされ研究員が入ってくる。

研究員「パワーハンド、食事です。」

ヒーロー「そこ、置いといてくれる。」

研究員「ちゃんと食べてください。また点滴されますよ。」

ヒーロー「うるさい。早くどっかいって。」

研究員「(ため息)巡回の時間に、また来ます。」

    研究員、出ていく。

ヒーロー「・・・。」

    ※「?」口を手で覆って棒読み

サブ(?)「頼りにしてるよ、ヒーロー」

ヒーロー「うるさい」

サブ(?)「今日は元気ないじゃないか?頼むぜヒーロー」

ヒーロー「うるさい」

サブ(?)「あなたが頑張ってくれてるから安心だわ」

ヒーロー「うるさいうるさい」

サブ(?)「ヒーローなのに弱音か?らしくないな」

ヒーロー「うるさいうるさいうるさい」

サブ(?)「ヒーローってのは明るく居なくちゃ」

ヒーローうるさいうるさいうるさいうるさい

研究員「パワーハンド」

ヒーロー「はっ、はっ」

研究員「・・・巡回の時間です。」

□昼、町中

ヒーロー「よお、おっちゃん、腰大丈夫か?
  無理すんなよー、もう若くねぇんだからさ!
  あ、わりいわりい! まだまだ元気だな!」

  ヴィラン、人質の老婦人に
  爪をつきたてながらヒーローに声をかける。

ヴィラン「おいヒーロー!この婆さんを傷つけて欲しくなかったら相手しな!」

ヒーロー「またお前かよ、懲りねぇな」

ヴィラン「はっはっは!この間はよくもやってくれたな!俺様の腕をバッキバキにしやがって!」

ヒーロー「だってめんどくさいんだもんお前の相手。なんだっけ名前?」

ヴィラン「俺様はリザードマン、だ!!いい加減覚えろ!!」

ヒーロー「へいへい、弱っちぃやつって覚えらんねえんだよなぁ。」

ヴィラン「ふん!今回は!パワーアップしてきたんだからな!」

サブ(婆)「こんにちは、パワーハンドちゃん」

ヒーロー「あー、おばあちゃん、
  茶番につきあってくれてありがとうな」

サブ(婆)「いいのよ。
  ここに来るまでおしゃべりにつきあってもらったの。
  あのねえ、あんまり喧嘩しちゃだめよ。」

ヒーロー「うん、俺はね、喧嘩したくないんだけどな」

ヴィラン「もういっていいぞ!
  悪人じゃないと相手してくれないんだ!
  悪かったな婆さん!」

サブ(婆)「またお話ししましょうね、トカゲちゃん」

ヴィラン「またな!」

ヒーロー「・・・馬鹿な奴・・・本当に犯罪組織の一員なのか?」

ヴィラン「婆さん行ったか? もういいか?
  ひっひっひ、これで邪魔者は居なくなった!
  いざ、参る!」

ヒーロー「それ時代劇だろ?」

    とびかかったヴィランにカウンター入れるヒーロー。

ヴィラン「とうっ!」

ヒーロー「ふんっ!」

ヴィラン「ぐ・・・はっ」

ヒーロー「学べよ直線バカ」

    体制を立て直して爪を振りかぶった
    ヴィランを避けて足を蹴るヒーロー。
    ヴィラン足折れた。

ヴィラン「なんのぉっ!せぇい!」

ヒーロー「よっ」

ヴィラン「んッ!ぐ、ああああ・・・」

ヒーロー「はい、俺の勝ち。」

ヴィラン「くそ・・・足が・・・クソバカぢからめ・・っ」

ヒーロー「いい加減、馬鹿な真似はよせ。
  やりすぎるとマジで俺じゃなくて
  警察に捕まるから。じゃあな。」

□夜、研究所ヒーロー自室

研究員「犯罪発生数は順調に下がっています。
  あなたの功績ですよ。パワーハンド。」

ヒーロー「(鼻で笑う)・・・。」

研究員「それから、来週には増強薬が完成しますので、
  体調は十分に整えておいてください。」

ヒーロー「・・・。」

研究員「聞いてます?」

ヒーロー「聞いてる。」

研究員「(ため息)適合者だからって、
  態度には気をつけてくださいね。
  皆が私ほど気の長いわけではありませんので。」

ヒーロー「話終わったよね?ばいばい。」

研究員「・・・では、お疲れ様でした。
出動アラームが鳴るまでは待機です。失礼します。」

    研究員退室。
    ベッドの中でうずくまるヒーロー。

ヒーロー「鳴るな、鳴るな、鳴るなよ、頼むから、寝かせてくれ」

    出動アラームが鳴る。

ヒーロー「あああああああくそっ行くよ行けばいいんだろ」

□朝、研究所ヒーロー自室
    ドアをノックして研究員が入室してくる。

研究員「朝です。体調チェックしますよ。」

ヒーロー「ん・・・。」

研究員「健康状態異常なし。
  ですが、隈がひどい。寝てます?」

ヒーロー「毎晩アラームで叩き起こしてくるくせに
  あんたがそれ言うんだ?」

研究員「夜間アラームは週平均三回です。
  残り四日は十分に睡眠がとれるはずですし、
  問題に対処して帰ってきてからきちんと眠れば
  平均五時間は眠れるはずです。」

ヒーロー「いつ叩き起こされるか分からない状況でちゃんと寝れるわけねーだろ」

研究員「・・・夜間の出動要請に対する対応条件を調整します。」

ヒーロー「そうして」

研究員「・・・随分痩せましたね?
  食事、置いておきますから、召しあがってください。
  じゃないとまた無理やり食べさせることになります。」

ヒーロー「いらん。」

研究員「食べてください。
  今日は食べるまで見張ります。
  食べ終わったら巡回まで待機ですので。」

□日中、町中カットイン

ヒーロー「よ、少年。学校、行きたくないのか?
  わかるよ。俺も仕事したくないときある。
  意外?はは。何で行きたくないの?話してみ?」

ヒーロー「じいさん、
  息子さん帰ってこなくて寂しいのはしょうがないけどさ、
  酒に逃げるのはよくねえよ。
  つかもう冬だからさ、せめて家で飲めよ。な?」

ヒーロー「はい、諸君! 
  おはようございます! 今日も一日、頑張れよ!」

    夕方、河原、橋の下

ヒーロー「ふー・・・。」

ヴィラン「やいやいやいパワーハンド!
  久しぶりだな!
  完全復活した俺様だぜ! 勝負だ!」

ヒーロー「(無視)・・・。」

ヴィラン「へっへっへぇ、探したぜぇ!!
  つかなんで河原になんかいんだよ!
  人いねえじゃねえか!」

ヒーロー「うるせぇバカ。」

ヴィラン「戦うの? 戦わねえの?」

ヒーロー「(立ち上がる)・・・いいぜ、戦おっか」

ヴィラン「そうでなきゃな! いくぜ!おりゃ!」

    パンチするヴィラン。避けずに吹っ飛ぶヒーロー。

ヒーロー「うぐっ・・・くっ」

ヴィラン「えっ」

ヒーロー「・・・。」

ヴィラン「どうしたんだよおいおい、簡単に勝っちまうぜ!」

ヒーロー「いいよ、お前の勝ちで。」

ヴィラン「なんだって?」

ヒーロー「ほら、やれよ。」

ヴィラン「え、えー(うろたえる)・・・。」

ヒーロー「俺を倒したかったんだろ。」

ヴィラン「そうだけどよ。」

ヒーロー「俺を、殺したかったんだろ。」

ヴィラン「・・・。」

ヒーロー「殺せよ。」

ヴィラン「なんでだよ。」

ヒーロー「ほら、勝てるチャンスだぞ殺せよ。」

ヴィラン「・・・いやだ。」

ヒーロー「なんでだよ、相変わらずバカだな!(殴る)」

ヴィラン「かはっ」

    顔で受けたヴィラン、吹っ飛ぶ。

ヒーロー「(息つく)いいから、黙って殺してくれよ。」

ヴィラン「・・・なん、で。」

ヒーロー「・・・。」

ヴィラン「お前らしく、ねえなぁ。俺は、強いお前と戦いたい」

ヒーロー「うるさいうるさいうるさい!!(殴る)」

    立ち上がったヴィランをもう一度吹っ飛ばすヒーロー。

ヴィラン「ぐえっ」

ヒーロー「もううんざりなんだよ!!」

ヴィラン「げほっ・・・どうしたんだよヒーロー。」

ヒーロー「俺らしいってなんだよ!!!(殴る)」

ヴィラン「うお!!(避ける)」

ヒーロー「どいつもこいつもうざったいんだよ!!!(蹴り)」

ヴィラン「おあっ!!(避ける)お前、橋壊れるぞ!」

ヒーロー「お前ならできる、頑張れ、強いんだから、
  元気でいないと、笑顔じゃないヒーローなんて、
  もう聞き飽きたんだよ!!!」

ヴィラン「おおおおちおち、おちつけよ!」

ヒーロー「ふー、ふー。」

ヴィラン「・・・なにかあったのか」

ヒーロー「おれ、もうやめたいんだよ、ヒーロー」

ヴィラン「・・・そうか。」

ヒーロー「もういやなんだ・・・。」

ヴィラン「お前、なんでヒーローになろうと思ったんだよ。」

ヒーロー「なろうとなんて思ったことない、いつのまにかなってたんだ。」

ヴィラン「・・・わかんねえな、そんなんでなれるのかヒーローって。」

ヒーロー「うるせえ!!(殴る)」

ヴィラン「おあっ!!(避ける)」

    連続で殴る蹴るするヒーローの攻撃を避けるヴィラン。

ヒーロー「人の!」

ヴィラン「くっ」

ヒーロー「苦労も!!」

ヴィラン「ちょ」

ヒーロー「知らないで!!!」

ヴィラン「うわっ」

ヒーロー「ただ力に適合したから、
  一人になりたくなかったから、
  誰かの役に立ちたかったから、
  居場所が欲しかったから、
  ここにいてもいいと、
  言ってほしかったから!!!」

    力ないパンチを受け止めるヴィラン。

ヴィラン「お前・・・。」

ヒーロー「『パワーハンド』でいさえすれば、
  正しいことをしていれば、俺は、僕は、
  もう、ひとりにはならないと、思ったから」

ヴィラン「・・・。」

ヒーロー「だから、必死で、死なないように、
  暴力だって嫌いなのに、鍛えてきたんだ!!
  それを、そんなんでとか、ふざけんなよ!」

ヴィラン「わかったわかった、
  悪かった悪かった、悪かったよ、
  お前が強いことはよく知ってらあ」

ヒーロー「・・・。」

ヴィラン「で、なんでやめてえんだよ」

ヒーロー「・・・ずっと、俺はみんなを助けてきた」

ヴィラン「おう」

ヒーロー「みんなを不安にさせないように常に笑顔で、
  明るく振舞って、町を守ってきたんだ」

ヴィラン「おう」

ヒーロー「なのに・・・俺がつらいとき、だれもたすけてくれない」

ヴィラン「・・・」

ヒーロー「失敗したら、失望される。
  呼ばれたら直ぐ駆け付けないと、
  俺が遅かったせいで誰かが傷ついてしまったら、
  って、おもうと、夜も眠れない。

  吐き気がして飯も食えない。
  怖いって言えない、ヒーローらしくないから。
  弱いヒーローはいらないから助けてとも言えない。

  最初はよかった。必要とされて、
  期待に応えることができて、みんなが褒めてくれて。
  でも、重いんだ今は。責任が、期待が、好意が。

  朝起きても体は動かないし、
  声かけられるから巡回も行きたくないし、
  夜は出動アラームが鳴らないように祈ってる。
  はは、笑えよ。
  これがヒーローの本当の姿だよ、
  がっかりしただろ、笑えよ!!!」

ヴィラン「・・・そりゃぁ、お前、全部一人でやろうとしたら無理だよ。」

ヒーロー「はぁ?」

ヴィラン「お前だって人間なんだからさ。
  すげえ力持ってるけど。
  誰だって寝て食って
  風呂入って休まなきゃ動けねえよ?」

ヒーロー「・・・。」

ヴィラン「そんくらい俺様だって知ってるぜ?
  (笑い)お前も案外馬鹿なんだな!」

ヒーロー「馬鹿はお前だよ。」

ヴィラン「んー。そうか、じゃあ、
  俺もお前の負担になってたんだなー。」

ヒーロー「本当にそうだよ一日に二度も来るな」

ヴィラン「悪かったよ。
  俺はー、強いやつと戦いたいだけだったんだ。
  でもお前いっつも手加減するし」

ヒーロー「・・・。」

ヴィラン「んー。そうだなー。
  わかった。俺がお前を殺してやるよ。」

ヒーロー「ほんとに。」

ヴィラン「ああ。
  めちゃめちゃ痛ぇかもしれねえけどよ、我慢しろよ。」

ヒーロー「いいよ、死ぬのに、
  痛いもくそもねぇよ。これまでもずっと痛かったし。」

ヴィラン「おう、じゃあ行くぜ?よいしょ(肩に担ぐ)」

ヒーロー「えっうおっなに」

ヴィラン「だーっはっはっはっは!!!」

ヒーロー「お前、どういうつもりだよ、おろせよ」

ヴィラン「いいからいいから」

ヒーロー「・・・。」

□住宅街、夕方

ヴィラン「この辺でいっか。」

    ヒーローを地面に落とすヴィラン。

ヒーロー「いって」

ヴィラン「すぅう・・・
  お前そんな弱っちかったかあ!? なああ!!
  ああーつまんねえつまんねえつまんねえなあ!!
  さっさとこいつ殺してえぇ、町をめちゃくちゃにする!
  そうだな、俺様は決めた!行くぞ!!

ヒーロー「・・・やれよ。」

ヴィラン「ケッ。 ふん!(拳振り下ろす)」

ヒーロー「うっ、ぐ、うううううう!!!」

ヴィラン「右腕ぇいただきぃ! 
  さあてお次はど・れ・に・し・よ・う・
  か・な・俺・様・の・
  言うとお、りぃ!(拳振り下ろす)」

ヒーロー「ぐううううううあ、
  て、めぇ、この、へたくそ!」

ヴィラン「(小声)ちゃんと芝居しろってぇ。
  (大声)左足ぃ!! ふーはははーー!

  よぉし次の一撃でェ、
  きぃっちりとどめをさしちゃうぞーー!
  いいかーー!やるからなーー
  おれはーーよーし・・・

  サイレンとともにパトカー到着。数人の警官が拳銃をヴィランへ向ける。

研究員「そこのトカゲ男。両手を挙げて、彼から離れなさい」

ヴィラン「お早い到着だなあ!!亀にでも乗ってんのかぁ!?無能警察さん」

研究員「パワーハンド、なにをやってるんですか」

ヒーロー「・・・右腕、左足損傷」

研究員「右足と左腕で戦いなさい」

ヒーロー「・・・」

研究員「パワーハンド!!」

ヴィラン「おバカなヒーロー研究所のお姉さんは
  見て分かんねえのかな?
  こいつは! 俺様に! 負けたの!!」

研究員「ヒーローが負けるなんてことは
  許されません。立ちなさいパワーハンド」

ヴィラン「許されるとかじゃなくてさあ!
  現実見ろよ。あんたのヒーローが、
  死ぬところを、さぁ!」

    ヒーローの腹部を踏むヴィラン。

ヒーロー「ぐあ、あああああ」

研究員「早く撃ちなさい!」

    警察官の一人が発砲する。

ヴィラン「ぐっ、ごほ」

    ヒーローの上に倒れこむ。

ヴィラン「(小声)ふ、クソみたいな、
  人生だったが、誰かを、
  助けるのも悪くねーな。うん。
  じゃあ、うまく『死ね』よ、ヒーロー。」

ヒーロー「(小声)おい、おい、お前」

□テレビニュース
サブ(アナウンサー)
  「昨日(さくじつ)十七時ごろ、
  A市T町(ちょう)で慕われていたヒーロー、
  パワーハンドが警察によって保護され、
  病院に搬送されました。
  犯人はその場で射殺され、
  周辺には被害は出ていないとのことです。

  パワーハンドはこれまで
  大きな怪我を負うことなく地域を守ってきたため、
  今回の事件で地域住民の間に
  驚きと戸惑いが広がっています。

  怪我の状態によっては
  引退の可能性もあるとのことで、
  今後の動きが決まるまでは、
  近隣地区 担当ヒーローが
  持ち回りでA市の治安維持を行うとのことです・・・」

□日中、八百屋

ヒーロー「これ、お会計お願いします。」

サブ(住民)「あら、あら?
  もしかして篠田さんとこの?
  久しぶりねえ、いつ以来かしら。
  こっち戻ってきたの?」

ヒーロー「うん。仕事で、体壊しちゃって。」

サブ(住民)「そうだったの。大変だったのねぇ。
  そうだ、りんごおまけしたげるから。
  いっぱい食べて早く治しなさいね。」

ヒーロー:「ありがとう、ございます。」

<おわり>

2019/12/10

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