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『ロクさんは雑談ができない』 【不2】3分

概要

雑談が苦手な私立探偵ロクさんは今日も依頼を待っている。情報を聞き出すのは助手のハチの仕事だ。ガミガミうるさい助手ではあるが、ロクさんにとって大事なパートナーである。
「ラノベのタイトルっぽいよね」というツイッターのネタから派生しました。ネタ台本です。
※人物名変更可(推奨)

  • 所要時間:約3分
  • 人数:2(不問2)
  • ジャンル:コメディ

登場人物

  • 黒崎ロク(人物名変更推奨)
      寡黙でお堅い私立探偵。口に出さないだけで脳内ではずっとしゃべり続けている。
  • 白河ハチ
    助手。戦略的な明るいお調子者。口がうまい情報収集係。

本編

   M あやしげな曲。BGに。


□黒崎探偵事務所、早朝

※2人で演じる場合、下の※までカット可能。
 テレビをつける音。

気象予報士(男女どちらでも)「本日は全国的に曇り、夕方からは多くの地域で雨の予報です、
折り畳み傘を忘れないように・・・」

   窓をあけてハタキでホコリを払う。

ロクのN『俺の名前は黒崎ロク。しがない私立探偵だ。
今日も依頼は山のように・・・なんてものは幻想で、
ホコリくさい事務所では閑古鳥がないている。
おかしい。

世では不倫だの家出だの誘拐だの騒ぎが耐えないはずなのになぜ』

   Nを遮るように乱暴にドアが開く。

ハチ「おはようございまーす今日もいい天気ですねー!」

   キイ、と反動でドアが戻る音。

ロク「・・・曇りだ」

  雑巾で窓を拭く音など。

ロクのN『わざと、俺の思考を遮るように、
けたたましく入ってきたこの男。
弾けるような笑顔が目に痛い、俺の『助手』である。

名前を、白河ハチ。
彼の登場の仕方は何度言っても直らない。
先月、ついに注意するのを諦めた』

   ハチが執務机に近づく。
   机の上にコンビニのビニール袋が置かれる音。

ハチ「はぁああ・・・そういうとこですよ、ロクさん」

ロク「・・・ん?」

  掃除の手を止める。

ロクのN『記憶が正しければ今日の予報は丸一日曇り。
朝だというのに窓の外はどんよりした厚曇に一面覆われている。
世間一般的な感覚では「良い天気」とは言い難く
この空模様の日に「良い天気ですね」
というフレーズが出てくる確率は低い。

そのことをたんに指摘しただけだと言うのに
なぜ俺がため息をつかれなければならないのだろうか、
甚だ不服である』

ハチ「なぜ自分がため息をつかれなければならないのだろうか、
甚だ不服であるー、みたいな顔してますけど
別に僕は曇りがいい天気だなんて1ナノグラムも思ってませんからね
会話を広げるための切っ掛けじゃないですか
全くこれだからいつもロクさんは」

ロクのN『先程の明るい雰囲気とはうって変わり、
刺々しい物言いと聞き手を配慮しないマシンガントーク。
これがこの、白河ハチという男の本性である』

ハチ「あ、聞いてませんねその顔?
そろそろ雑談の定石くらい覚えてくださいよ
べつに流れるようなトークはハナから期待してませんからあなたに。
ただ情報を聞き出すにも怖い顔して核心からズケズケ話されても
ビビって誰も情報なんかこぼさないってそういう話ですよ
あれぇ僕何回したっけなぁ?この話〜
まったく僕がいなくなったら」(どうするんですか)

ロク「ポチ、コーヒー」

ハチ「人の話は最後まで聞けって教わりませんでしたか??
ねぇ?あとポチじゃねぇって言ってんだろ迷宮入りの”迷”探偵」

  コンビニ袋からペットボトルを取り出す音。

ロクのN『口調は荒いがハチはきちんと
俺のお気に入りのコーヒーをコンビニ袋から取り出した。
自分で淹れるのも好きなんだが朝はどうも面倒くささが先立つ』

  ペットボトルのフタをヒネり、勢いよく飲む。

ハチ「あー!クラフトモスのために
何軒ハシゴしたとおもってんのもっと大事に飲めよ!!
なんで銘柄ピンポイントだよ!!朝のランダじゃだめ!?」

ロク「ぷふぅー。ありがとう」

ハチ「聞いて!!!」

  電話の音

ロク「はい。黒崎探偵事務所。あなたのお悩み、なんでも解決します」

<おわり>

2018.6.1.

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